男女共学制の史的研究
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著者
書誌事項
- タイトル
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男女共学制の史的研究
- 著者名
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橋本, 紀子, 1945-
- 著者別名
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ハシモト, ノリコ
- 学位授与大学
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一橋大学
- 取得学位
-
博士 (社会学)
- 学位授与番号
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乙第104号
- 学位授与年月日
-
1993-01-20
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次/p1 (3コマ目)
- 序章/p1 (7コマ目)
- 第一節 課題及び分析視角/p1 (7コマ目)
- 第二節 先行した欧米の男女共学論/p10 (12コマ目)
- 第一部 男女共学制成立史の歴史的前提/p19 (16コマ目)
- 第一章 男女共学制度の萌芽と挫折/p20 (17コマ目)
- 第一節 子どもの教育をめぐる共同体と家族/p20 (17コマ目)
- (一)階級別の女子教育―共同体の解体と階層分化の進行/p20 (17コマ目)
- (二)寺子屋,私塾における男女の学習形態/p27 (20コマ目)
- 第二節 明治国家による教育の組織化/p30 (22コマ目)
- (一)学校制度の整備確立と男女共学/p30 (22コマ目)
- (二)「学制」下公・私諸学校の男女共学状況/p32 (23コマ目)
- (三)男女別学の初等教育制度の確立過程/p37 (25コマ目)
- (四)小学校における男女共学論争と有識者層の男女観/p44 (29コマ目)
- (五)1880,90年代の専門学校,各種学校における男女共学状況/p48 (31コマ目)
- 第二章 中等教育及び教員養成における男女共学・別学状況/p61 (37コマ目)
- 第一節 男女別学の中等普通教育制度の確立過程/p61 (37コマ目)
- 第二節 中等実業教育における男女共学状況/p66 (40コマ目)
- (一)女性の自立と男女共学・別学/p66 (40コマ目)
- (二)実業補習学校及び青年学校における男女併学/p74 (44コマ目)
- 第三節 各府県師範学校の男女共学・別学状況/p87 (50コマ目)
- 第二部 男女共学要求運動の勃興と展開/p99 (56コマ目)
- 第三章 1910,20年代の女子高等教育要求連動と男女共学論/p100 (57コマ目)
- 第一節 女子高等教育要求の背景/p100 (57コマ目)
- (一)女子高等教育要求の二つの型/p100 (57コマ目)
- (二)都市新中間層女性の経済的自立と保育/p106 (60コマ目)
- 第二節 女子特有の高等教育の主張―臨時教育会議にみられる女性像の対立―/p113 (63コマ目)
- 第三節 男子大学開放問題と男女共学論/p118 (66コマ目)
- (一)男女共学に関する有識者層の見解/p118 (66コマ目)
- (二)当局の意向/p122 (68コマ目)
- (三)男女共学をめぐる論争/p123 (68コマ目)
- 第四章 女子教育振興運動とその担い手/p129 (71コマ目)
- 第一節 女子教育振興委員会の成立とその運動/p129 (71コマ目)
- 第二節 女子学生連盟の活動/p135 (74コマ目)
- (一)女子の大学人学許可状況/p135 (74コマ目)
- (二)女子学生連盟結成の発端―日大女子学生の会桜明会の誕生と活動/p138 (76コマ目)
- (三)女子学生連盟の結成/p148 (81コマ目)
- (四)職業婦人としての女子学生 ―女子学生連盟のその後/p155 (84コマ目)
- 第五章 1920年代の女性の進学意識とその実態/p165 (89コマ目)
- 第一節 増大する職業婦人とその学習要求/p166 (90コマ目)
- (一)職業婦人と労働婦人/p166 (90コマ目)
- (二)女子中等後教育の進展/p172 (93コマ目)
- 第二節 女子高等教育機関在学者状況/p178 (96コマ目)
- (一)女子高等師範学校/p178 (96コマ目)
- (二)官・公・私立専門学校/p180 (97コマ目)
- (三)官・私立大学/p184 (99コマ目)
- (四)外国留学/p186 (100コマ目)
- 第六章「新教育」連動と男女共学/p195 (104コマ目)
- 第一節 教育改造運動としての男女共学/p195 (104コマ目)
- 第二節 与謝野晶子と文化学院の男女共学/p197 (105コマ目)
- (一)与謝野晶子の男女共学論/p197 (105コマ目)
- (二)文化学院の男女共学/p200 (107コマ目)
- 第三節 野口援太郎の男女共学論/p208 (111コマ目)
- (一)野口と男女共学論/p208 (111コマ目)
- (二)野口の男女共学論の特徴/p210 (112コマ目)
- (三)野口の思想形成過程と男女共学論/p214 (114コマ目)
- 第七章 1930年代の男女共学論と共学制度実現運動/p221 (117コマ目)
- 第一節 1930年前後の男女共学問題/p221 (117コマ目)
- (一)教育改造運動の新段階/p221 (117コマ目)
- (二)学制改革案と男女共学問題/p222 (118コマ目)
- (三)男女共学論の深化/p223 (118コマ目)
- 第二節 小泉郁子の男女共学論/p225 (119コマ目)
- (一)小泉の共学論の特徴/p225 (119コマ目)
- (二)小泉の思想形成過程と男女共学論/p230 (122コマ目)
- (三)「新女性主義」的女性観をめぐっての議論/p232 (123コマ目)
- 第三節 男女共学問題研究会の運動/p234 (124コマ目)
- (一)議会請願のための活動/p234 (124コマ目)
- (二)女子師範大学特設運動への対応/p238 (126コマ目)
- 第四節 教育審議会における男女共学論議/p243 (128コマ目)
- (一)高等女学校から女子中学校への転換/p243 (128コマ目)
- (二)女子大学か共学大学かについての議論/p247 (130コマ目)
- 第三部 男女共学制の成立と発展/p263 (138コマ目)
- 第八章 男女共学制度の成立経緯/p264 (139コマ目)
- 第一節 第二次大戦後の教育改革と男女共学/p264 (139コマ目)
- 第二節 教育基本法制定過程における男女共学論争/p269 (141コマ目)
- (一)敗戦直後の男女共学に関する行政側の動向/p269 (141コマ目)
- (二)教育基本法第5条男女共学の成立過程/p272 (143コマ目)
- (三)第92帝国議会の審議と文部省の対応/p276 (145コマ目)
- (四)共学制度をめぐる僕論の動向/p278 (146コマ目)
- 第三節 女子大学の創設/p282 (148コマ目)
- (一)女子大学連盟の結成とその活動/p282 (148コマ目)
- (二)大学設置基準設定と家政学(部)論議/p285 (149コマ目)
- (三)女子大学及び短期大学の発足/p290 (152コマ目)
- 第九章 1947年から50年代半ばまでの新制中等学校の男女共学/p299 (156コマ目)
- 第一節 中学校の共学状況をめぐる論調/p299 (156コマ目)
- 第二節 高校の共学制度発足時の状況/p303 (158コマ目)
- (一)共学の多い西日本と別学を残した東日本/p303 (158コマ目)
- (二)「三原則」型の新制高校/p307 (160コマ目)
- (三) 男女別学高校と男子系,女子系高校の温存/p318 (166コマ目)
- (四)「三原則」への柔軟な対応と男女共学/p328 (171コマ目)
- (五)高校再編成過程の違いと男女共学/p337 (175コマ目)
- 第三節 高校の共学実施後の人々の男女観/p343 (178コマ目)
- (一)未知の世界への出会い/p343 (178コマ目)
- (二)男女共学高校の教師および地域社会/p350 (182コマ目)
- (三)カリキュラムにみられる男女観/p353 (183コマ目)
- 第十章 高度経済成長期前後の男女共学/p365 (189コマ目)
- 第一節 「男女平等」教育から男女特性教育への転回/p365 (189コマ目)
- (一)清瀬文相の男女共学見直し発言と別学化の動き/p365 (189コマ目)
- (二)高校,大学における共学と別学の共存/p372 (193コマ目)
- 第二節 高校の多様化政策と劣女共学/p377 (195コマ目)
- (一)「高校三原則」の早期崩壊と女子高校の設立/p377 (195コマ目)
- (二)学科の多様化と男女特性教育の強調/p380 (197コマ目)
- (三)男女平等,男女共学の実質化への模索/p387 (200コマ目)
- 第三節 高校生の男女観・男女交際観の変遷/p390 (202コマ目)
- (一)異性間の友情から恋愛へ/p391 (202コマ目)
- (二)高校の多様化と性別役割意識の温存/p394 (204コマ目)
- (二)自然な形の男女交際/p396 (205コマ目)
- 第四節 大学における男女共学状況/p400 (207コマ目)
- (一)女子学生数に占める共学大と女子大のシェア率の推移/p400 (207コマ目)
- (二)学部,学科の選択幅と共学大,女子大/p402 (208コマ目)
- (三)女子学生の自立意識の変遷/p406 (210コマ目)
- 第十一章 第二次共学化の波と人々の男女観の変化/p421 (217コマ目)
- 第一節 1970年代以降の高校における共学化の進展/p421 (217コマ目)
- (一)高校の「自由化要求」と男女共学/p421 (217コマ目)
- (二)高校三原則と第二次共学化運動/p424 (219コマ目)
- (三)私立高校における男女共学化状況/p426 (220コマ目)
- 第二節 人々の男女観の変化/p428 (221コマ目)
- (一)家庭科の男女共学と生徒の意識の変化/p428 (221コマ目)
- (二)男女交際,性教育をめぐる意識の変化/p440 (227コマ目)
- 第三節 進路・学力問題と男女共学/p447 (230コマ目)
- (一)高校入試における女子差別撤回の運動/p447 (230コマ目)
- (二)京都府にみられる高校三原則の急激な後退/p461 (237コマ目)
- 第四節 大学における共学化の進展/p463 (238コマ目)
- (一)女子大学から共学大学への移行の動き/p463 (238コマ目)
- (二)女子大学の存在意識をめぐる論議/p464 (239コマ目)
- (三)女子大学の自立意識をめぐる状況/p466 (240コマ目)
- 終章/p475 (244コマ目)
- あとがき/p479 (246コマ目)
- 索引/p483 (248コマ目)