海面反射によるVORの性能低下改良法の研究 Study on Performance Improvement of VOR Degenerated by Sea Surface Reflection

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著者

    • 山本, 憲夫 ヤマモト, カズオ

書誌事項

タイトル

海面反射によるVORの性能低下改良法の研究

タイトル別名

Study on Performance Improvement of VOR Degenerated by Sea Surface Reflection

著者名

山本, 憲夫

著者別名

ヤマモト, カズオ

学位授与大学

岡山大学

取得学位

博士 (工学)

学位授与番号

乙第2576号

学位授与年月日

1993-03-28

注記・抄録

博士論文

本論文は,V0R (VHF Omnidirectional Range)局が海岸近くに設置されたとき, 海上の航空機で観測される受信信号のレベル変動を低減する方法と,レベル変動にともなう方位情報変動の発生機構を明らかにし,その変動の低減法を求めることを主な目的とする.受信レベル変動低減のため, 海面への放射成分が少ない環状平板型アンテナを考案し,そのアンテナの放射特性について,UTD (Uniform GTD)を用いて解析した.縮尺模型実験および実寸による飛行実験によってこのアンテナの性能について評価した結果,海面反射波の影響軽減効果が明らかとなった.また,周辺地形の遮蔽効果を利用した受信レベル変動の低減法を検討した.このため,地形の影響を含めたVORアンテナの垂直面放射特性を2種類の地形モデルとUTDを用いて計算し,飛行実験結果と比較検討した.その結果,地形の利用により海面反射波の影響を大幅に低減できる見込みがあることを示した.ドップラ-VOR(DVOR)アンテナ系の影響で引き起こされる固有の方位誤差について, その発生機構と精度よい予測計算法を研究した.その結果,誤差の主要な発生源はSSB,DSB両方式で異なることを明らかにすると共に,両方式の固有誤差が精度よく表現できるようになった.この検討をもとに,海面反射の影響による方位変動について研究した.この方位変動は固有誤差に関係していると考え, 海面反射波が固有誤差に与える影響を解析した. それをもとに,いくつかの局の方位変動の計算に固有誤差の予測計算法を適用し, 飛行実験による測定結果と比較検討した.その結果,方位変動は主に海面反射による固有誤差の変動から引き起こされ,その大きさは提案した計算法で精度よく予測できることが明らかとなった.またこれは, カウンタポイズ拡大などの対策で低減できる見込みがあることも示した.

目次

  1. 目次 / p2 (0004.jp2)
  2. 1 序論 / p1 (0006.jp2)
  3. 1.1 はじめに / p1 (0006.jp2)
  4. 1.2 VORの歴史と従来の研究状況 / p2 (0007.jp2)
  5. 1.3 研究の目的と概要 / p5 (0008.jp2)
  6. 2 VORの概要 / p7 (0009.jp2)
  7. 2.1 はじめに / p7 (0009.jp2)
  8. 2.2 VORの動作原理と構成 / p9 (0010.jp2)
  9. 2.3 CVORアンテナの垂直面放射特性 / p20 (0016.jp2)
  10. 2.4 受信装置 / p25 (0018.jp2)
  11. 2.5 仕様と運用基準 / p27 (0019.jp2)
  12. 2.6 海面反射波の影響評価 / p28 (0020.jp2)
  13. 2.7 飛行実験装置と精度 / p30 (0021.jp2)
  14. 2.8 まとめ / p33 (0022.jp2)
  15. 3 環状平板型VORアンテナ / p34 (0023.jp2)
  16. 3.1 はじめに / p34 (0023.jp2)
  17. 3.2 環状平板型アンテナの構成と垂直面放射特性 / p35 (0023.jp2)
  18. 3.3 縮尺模型実験と飛行実験結果 / p42 (0027.jp2)
  19. 3.4 海面反射波干渉特性の簡易評価法 / p48 (0030.jp2)
  20. 3.5 環状平板型アンテナの方位誤差特性 / p50 (0031.jp2)
  21. 3.6 まとめ / p57 (0034.jp2)
  22. 4 UTDによる2重回折波の一様表現法 / p59 (0035.jp2)
  23. 4.1 はじめに / p59 (0035.jp2)
  24. 4.2 2重回折問題の従来の解析法 / p60 (0036.jp2)
  25. 4.3 仮想波源法 / p66 (0039.jp2)
  26. 4.4 他の解析法との比較検討 / p70 (0041.jp2)
  27. 4.5 数値計算結果と実測結果 / p74 (0043.jp2)
  28. 4.6 まとめ / p80 (0046.jp2)
  29. 5 地形を利用した海面反射の影響低減法 / p82 (0047.jp2)
  30. 5.1 はじめに / p82 (0047.jp2)
  31. 5.2 設置地形のモデル化とその放射特性 / p83 (0047.jp2)
  32. 5.3 飛行実験結果と考察 / p93 (0052.jp2)
  33. 5.4 地形モデルの適用範囲 / p96 (0054.jp2)
  34. 5.5 地形を利用した海面反射の影響低減法 / p99 (0055.jp2)
  35. 5.6 まとめ / p103 (0057.jp2)
  36. 6 ドップラーVORの固有方位誤差の解析 / p105 (0058.jp2)
  37. 6.1 はじめに / p105 (0058.jp2)
  38. 6.2 DVORアンテナの構成と動作原理 / p106 (0059.jp2)
  39. 6.3 カウンタポイズの影響による固有誤差 / p109 (0060.jp2)
  40. 6.4 ディストリビュータの影響による固有誤差 / p115 (0063.jp2)
  41. 6.5 アンテナ素子間の相互結合による固有誤差 / p118 (0065.jp2)
  42. 6.6 総合誤差 / p128 (0070.jp2)
  43. 6.7 まとめ / p131 (0071.jp2)
  44. 7 海面反射によるドップラーVORの方位変動 / p133 (0072.jp2)
  45. 7.1 はじめに / p133 (0072.jp2)
  46. 7.2 海面反射波のVOR信号への影響 / p134 (0073.jp2)
  47. 7.3 飛行実験結果 / p139 (0075.jp2)
  48. 7.4 考察 / p145 (0078.jp2)
  49. 7.5 まとめ / p150 (0081.jp2)
  50. 8 結論 / p152 (0082.jp2)
  51. 謝辞 / p155 (0083.jp2)
  52. 文献 / p156 (0084.jp2)
3アクセス

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000094431
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000094657
  • DOI(NDL)
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000258745
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL-OPAC
    • NDLデジタルコレクション
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