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スプロール市街地における中街路整備計画の評価に関する研究 スプロール シガイチ ニオケル チュウガイロ セイビ ケイカク ノ ヒョウカ ニ カンスル ケンキュウ

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著者

    • 三谷, 哲雄 ミタニ, テツオ

書誌事項

タイトル

スプロール市街地における中街路整備計画の評価に関する研究

タイトル別名

スプロール シガイチ ニオケル チュウガイロ セイビ ケイカク ノ ヒョウカ ニ カンスル ケンキュウ

著者名

三谷, 哲雄

著者別名

ミタニ, テツオ

学位授与大学

徳島大学

取得学位

博士 (工学)

学位授与番号

甲第815号

学位授与年月日

1996-03-26

注記・抄録

博士論文

都市基盤整備が不十分なまま虫食い状に市街化が進行しているスプロール市街地では、道路環境や交通環境上の問題を引き起すとともに、無秩序な市街化をこのまま放置しておくと、建て詰まりやオープンスペースの不足といった住環境の悪化や防災性の低下などの問題が懸念されている。これらの原因として、地区の骨格街路の不在が指摘されているが、こうした街路整備の基本的「しくみ」すら十分ではなく、そのことが一層無秩序な市街化の原因としてして指摘されている。このため、スプロール進行中あるいは進行の恐れのある市街地に対して、地区の骨格的役割を果たす集散街路を先行的に計画し、各種規制・誘導手法によってその整備を担保する「中街路計画」が提案されている。この計画は、「中街路」を先行的に整備もしくは計画し、地区内の小規模開発をある程度コントロールすることで、秩序ある市街化を図ろうとするものである。しかしながら、中街路の必要性や適正整備水準、整備費用の負担方法などが明確にされていないために、中街路計画を進める有効な手段が用意されていないのが現状である。そこで本研究では、スプロール市街地における中街路の具休的整備手法を検討する一環として、中街路の必要性や整備水準、その整備水準に応じた費用負担のあり方について検討するための中街路計画の評価の概念とその方法を提案するとともに、その評価を定量的、科学的に行うための技術的手法の開発を目的としている。また、それを実際のスプロール市街地における中街路警備計画評価に適用することで、中街路の適正整備水準や費用負但のあり方およびその整備制度についての知見を得ることを試みた。まず第2章では、スプロール市街地の現状とその問題点を整理するとともに中街路整備計画上の問題を考察した。そして、中街路計画を実現する上での課題を整理することで、中街路整備による地区内街路網の定量的な評価の重要性を示した。第3章では、こうした中街路計画や市街地街路網の評価を行う場合に重要な視点となる街路の周辺市街地を考慮して、地区街路網を道路レベル、宅地レベルでの定量的にかつ簡便な評価のできるネットワーク・ピクセルアレイ型の地理情報システムを開発した。第4章では、スプロール市街地の市街地環境を防災性に着目して、地区の抱える問題点を捉える手法を提案することで、市街化段階の違いや市街地形成、街路形成がスプロール市街地における街路網の防災性に及ぼす影響を把握するともに、中街路の必要性を確認できた。第5章では、スプロール市街地における地区の骨格的街路すなわち中街路が市街地に及ぼす彫響を周辺市街地及び街路網環境の視点から実証的に分析することで、街路網を定量的に評価するためのモデルを開発した。第6章では、これらのモデルを用いて中街路整備による周辺市街地や街路網環境への影響を定量的に促えることで、整備効果やその空間分布を把握し中街路計画を評価する方法を提案した。そして、幾つかの整備水準の中街路計画代替案について整備費用に対する効果の程度を比較することで適正な整備水準を明らかにできた。第7章では、中街路整備による開発利益を各主体別受益により計測することで、中街路整備計画を開発利益に着目して評価する方法を提案した。そして、中街路整備が各主体別受益へ及ぼす影響や自治体による中街路整備の投資効果を検討することで、費用負担のあり方や中街路の整備制度について重要な視点を明らかにできた。第8章では、本研究の成果と問題点および残された課題についてまとめた。

目次

  1. 論文目録 / (0001.jp2)
  2. 論文内容要旨 / (0002.jp2)
  3. 論文要旨 / p1 (0006.jp2)
  4. 目次 / p3 (0007.jp2)
  5. 第1章 序論 / p1 (0009.jp2)
  6. 1-1 研究の背景と本研究の目的 / p1 (0009.jp2)
  7. 1-2 本研究の構成 / p2 (0010.jp2)
  8. 第2章 スプロール市街地における中街路計画とその課題 / p7 (0012.jp2)
  9. 2-1 概説 / p7 (0012.jp2)
  10. 2-2 スプロール市街地の形成とその対応 / p7 (0012.jp2)
  11. 2-3 スプロール市街地の問題点 / p8 (0013.jp2)
  12. 2-4 スプロール市街地における中街路計画 / p10 (0014.jp2)
  13. 2-5 中街路計画の課題 / p16 (0017.jp2)
  14. 2-6 結語 / p19 (0018.jp2)
  15. 第3章 住区内街路網評価システムの開発 / p23 (0020.jp2)
  16. 3-1 概説 / p23 (0020.jp2)
  17. 3-2 住区内街路網評価の視点とその考え方 / p23 (0020.jp2)
  18. 3-3 ネットワークデータベースシステム / p24 (0021.jp2)
  19. 3-4 ネットワーク・ピクセルアレイ型地理情報システム / p26 (0022.jp2)
  20. 3-5 結語 / p33 (0025.jp2)
  21. 第4章 防災性の視点から見たスプロール市街地における街路網の評価 / p35 (0026.jp2)
  22. 4-1 概説 / p35 (0026.jp2)
  23. 4-2 スプロール市街地の街路網の防災性評価の方法 / p35 (0026.jp2)
  24. 4-3 緊急車両到達の信頼性 / p46 (0032.jp2)
  25. 4-4 消防活動困難区域 / p51 (0034.jp2)
  26. 4-5 結語 / p53 (0035.jp2)
  27. 第5章 中街路計画における街路網評価モデルの開発 / p55 (0036.jp2)
  28. 5-1 概説 / p55 (0036.jp2)
  29. 5-2 中街路の整備効果と評価の視点 / p55 (0036.jp2)
  30. 5-3 市街化モデルの開発 / p61 (0039.jp2)
  31. 5-4 地価関数モデルの開発 / p79 (0048.jp2)
  32. 5-5 住民意識からみた街路網環境評価モデルの開発 / p84 (0051.jp2)
  33. 5-6 整備費用算定モデルの開発 / p95 (0056.jp2)
  34. 5-7 結語 / p96 (0057.jp2)
  35. 第6章 中街路整備計画の評価とその適正整備水準 / p101 (0059.jp2)
  36. 6-1 概説 / p101 (0059.jp2)
  37. 6-2 中街路の適正整備水準の検討方法 / p101 (0059.jp2)
  38. 6-3 中街路整備計画代替案 / p103 (0060.jp2)
  39. 6-4 市街地形成効果に着目した中街路整備計画の評価 / p108 (0063.jp2)
  40. 6-5 地価増進効果に着目した中街路整備計画の評価 / p120 (0069.jp2)
  41. 6-6 街路網環境に着目した中街路整備計画の評価 / p127 (0072.jp2)
  42. 6-7 中街路の適正整備水準 / p141 (0079.jp2)
  43. 6-8 結語 / p142 (0080.jp2)
  44. 第7章 中街路整備による開発利益の計測と中街路計画の評価 / p147 (0082.jp2)
  45. 7-1 概説 / p147 (0082.jp2)
  46. 7-2 中街路整備における主体別受益計測の考え方 / p147 (0082.jp2)
  47. 7-3 主体別受益計測モデル / p149 (0083.jp2)
  48. 7-4 開発利益に着目した中街路整備計画の評価 / p160 (0089.jp2)
  49. 7-5 結語 / p172 (0095.jp2)
  50. 第8章 結論 / p175 (0096.jp2)
  51. 謝辞 / p185 (0101.jp2)
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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000130142
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000953920
  • DOI(NDL)
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000294456
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL-OPAC
    • NDLデジタルコレクション
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