人工血管に新生した内皮細胞の抗血栓性 : 門脈移植実験による検討 Experimental Study on the Antithrombotic Properties of Newly Growing Endothelial Cells on the Prosthetic Vascular Grafts

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著者

    • 大竹, 節之 オオタケ, セツユキ

書誌事項

タイトル

人工血管に新生した内皮細胞の抗血栓性 : 門脈移植実験による検討

タイトル別名

Experimental Study on the Antithrombotic Properties of Newly Growing Endothelial Cells on the Prosthetic Vascular Grafts

著者名

大竹, 節之

著者別名

オオタケ, セツユキ

学位授与大学

北海道大学

取得学位

博士 (医学)

学位授与番号

甲第3789号

学位授与年月日

1996-03-25

注記・抄録

博士論文

成犬を用いた門脈の人工血管置換実験において、high Porosity(繊維長60μm) EPTFE人工血管を用いて有茎大網で被覆することによって、良好な治癒過程が得られることが知られている。しかし、人工血管内面に新生した内皮細胞の抗血栓性については不明である。今回、抗血栓性因子であるPGI2とNOの産生に関して検討を行った。成犬の門脈にhigh porosity (60μm)EPTFE人工血管を置換した。3ヵ月後に人工血管を摘出して、トリプシン処理により内皮細胞様細胞の採取培養を試みた。アセチル化LDLを用いてこれが新生内皮細胞であることを確認した。対照として、成犬の門脈及び下大静脈から採取培養した内皮細胞を使用した。各々の細胞から産生されるPGI2の基礎産生量とトロンビン刺激による産生量をRIA法にて測定した。NO産生量はGries s'法にて測定した。PGI2基礎産生量はグラフトと門脈、グラフトと下大静脈の間には有意差を認めなかった。トロンビン刺激産生量は基礎産生量より有意に増加した。トロンビン刺激産生量同士を比較するとグラフトと門脈、グラフトと下大静脈の間には有意差を認めなかった。NOに関しては、グラフトと門脈の間には有意差を認めなかったが、下大静脈との間には有意差を認めた。以上より、人工血管に新生した内皮細胞は、門脈や下大静脈の内皮細胞と比較して抗血栓性の点で大きく劣るということはなく、遜色の無い抗血栓性を発揮しうるものと考えられた。

31p.

Hokkaido University(北海道大学). 博士(医学)

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000132791
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000967393
  • DOI(NDL)
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000297105
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL-OPAC
    • NDLデジタルコレクション
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