フッサールにおける「超越論的他者」の問題
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著者
書誌事項
- タイトル
-
フッサールにおける「超越論的他者」の問題
- 著者名
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千葉, 胤久
- 著者別名
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チバ, タネヒサ
- 学位授与大学
-
東北大学
- 取得学位
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博士(文学)
- 学位授与番号
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甲第6634号
- 学位授与年月日
-
1999-03-25
注記・抄録
博士論文
目次
- 凡例 (3コマ目)
- 略記号表 (3コマ目)
- 目次 (4コマ目)
- 序論/p1 (6コマ目)
- 第I部 「自我への還元」の問題点/p3 (8コマ目)
- 第1章 「自我への還元」の問題点(1)―反省論的観点から/p3 (8コマ目)
- 1 対象的自我/p3 (8コマ目)
- 2 「遂行-自我の対象化」という問題/p7 (12コマ目)
- 3 遂行-自我を「捉える」ということ/p9 (14コマ目)
- 4 自我論から現出論へ/p11 (16コマ目)
- 第2章 「自我への還元」の問題点(2)―(他我)構成論的観点から/p16 (21コマ目)
- 1 フッサール現象学における「他者構成」の意味/p16 (21コマ目)
- 2 超越論的他我の構成分析と客観的世界の構成分析の概要/p19 (24コマ目)
- 3 問題点の指摘/p24 (29コマ目)
- 4 共構成主観としての相互主観性/p27 (32コマ目)
- 第II部 「共に構成する者としての他者」に関する具体的考察/p31 (36コマ目)
- 第1章 ノエマ・現実・他者/p31 (36コマ目)
- 1 フェレスダールのノエマ解釈とグールヴィッチのノエマ解釈/p31 (36コマ目)
- 2 ペルネの主張/p33 (38コマ目)
- 3 理念としての「現実の対象」/p36 (41コマ目)
- 4 「生身にありありしたありさま(Leibhaftigkeit)」/p37 (42コマ目)
- 5 「汲み尽くせなさ」に見られる「地平としての他者」/p40 (45コマ目)
- 第2章 事物知覚における「付帯現前化」に見られる「他者」の契機/p44 (49コマ目)
- 1 二つの「付帯現前化」/p44 (49コマ目)
- 2 事物知覚の構造/p47 (52コマ目)
- 3 「ここから」と「そこから」/p48 (53コマ目)
- 4 「絶対的ここ」への「徹底した還元」/p51 (56コマ目)
- 第3章 空間・他者・時間/p55 (60コマ目)
- 1 フッサールの空間構成論/p56 (61コマ目)
- 2 「ここ」と「別なここ」/p58 (63コマ目)
- 3 「時間化」の捉え直しの必要性/p62 (67コマ目)
- 4 「他者」と「別の私」との相違/p64 (69コマ目)
- 5 「時間化」における二重の「動向」/p67 (72コマ目)
- 第4章 時間と他者―フッサールの「予期」の分析を手がかりにして/p72 (77コマ目)
- 1 フッサールによる「予期」の分析/p72 (77コマ目)
- 2 予期の可能性の条件/p74 (79コマ目)
- 3 未来の意味/p80 (85コマ目)
- 4 「流れること」と他者/p86 (91コマ目)
- 第III部 超越論的自我の唯一性と他者/p92 (97コマ目)
- 第1章 超越論的自我の唯一性と複数性/p92 (97コマ目)
- 1 超越論的自我の複数性/p92 (97コマ目)
- 2 「唯一の絶対的自我」/p94 (99コマ目)
- 3 唯一性と複数性との矛盾の解消を目指す諸解釈/p97 (102コマ目)
- 4 三つの問題への解答/p100 (105コマ目)
- 第2章 超越論的存在者の可能性/p106 (111コマ目)
- 1 「ブリタニカ論文」をめぐる、ハイデガーによるフッサール批判/p107 (112コマ目)
- 2 われわれの見解とハイデガーの所論との共通点と相違点/p110 (115コマ目)
- 3 パースペクティヴの原点としての「私」「他者」/p112 (117コマ目)
- 4 パースペクティヴ・「現出者-現出」・「現出すること」/p114 (119コマ目)
- 第3章 エポケーを遂行する「私」の「唯一性」/p119 (124コマ目)
- 1 「私」という名の妥当するもの/p119 (124コマ目)
- 2 超越論的自我とエポケーを遂行する自我との差異/p122 (127コマ目)
- 3 エポケーを遂行する自我の唯一性とその意味/p124 (129コマ目)
- 結語/p130 (135コマ目)