角膜創傷治癒におけるSPARCの役割について The Role of SPARC in Corneal Wound Healing

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著者

    • 原, 英徳 ハラ, ヒデノリ

書誌事項

タイトル

角膜創傷治癒におけるSPARCの役割について

タイトル別名

The Role of SPARC in Corneal Wound Healing

著者名

原, 英徳

著者別名

ハラ, ヒデノリ

学位授与大学

近畿大学

取得学位

博士(医学)

学位授与番号

甲第474号

学位授与年月日

1999-03-23

注記・抄録

博士論文

[抄録] 角膜創傷治癒におけるsecreted protein which is acidic and rich in cysteine (SPARC)の役割を検討するため, 角膜実質細胞のα-smooth muscle actin (α-SMA)発現とSPARCの関係を検討した. 家兎角膜に穿孔創を作成し, 1週間後にSPARCおよびα-SMAに対する特異抗体を用いて免疫組織染色を行った。また, 継代培養した家兎角膜実質細胞の培養液中にSPARCやtransforming growth factor-β(TGFβ)を添加し, 細胞のα-SMA発現を免疫組織学的に検討した. さらに細胞のα-SMA発現量をwestern blotting法を用いて半定量した. 正常家兎角膜では上皮および実質にSPARCの局在を認めなかった. 一方, 角膜損傷部の角膜上皮の基底細胞層, 実質細胞およびその周囲にSPARCが発現し, 同時に損傷部実質にα-SMAを発現した実質細胞が認められた. 培養角膜実質細胞の培養液中にSPARCを添加することによりα-SMAを発現する細胞数がSPARCの濃度依存的に増加した. SPARC添加によって, 角膜実質細胞が発現するα-SMA量が有意に増加していることがwestern blotting法で認められた. 角膜実質細胞のα-SMA発現に対するSPARCの促進作用は, 抗TGF-β抗体の添加によって抑制された. 以上のことから角膜損傷部に出現するSPARCは実質細胞を活性化してmyofibroblastに変化させ, 実質の創傷治癒に重要な役割を演じていることが示唆された.さらにこのSPARCの作用機序にTGF-βが関与していることが示唆された.

学位の種類:医学  学位授与年月日:1999/3/23  指導: 大島, 利文 教授(Director: Prof. Otori, Toshifumi)  報告番号:甲第474号  学内授与番号:医624  NDL書誌ID:000000335674

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000171360
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000171634
  • DOI(NDL)
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000335674
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL-OPAC
    • NDLデジタルコレクション
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