症例 心血管造影および心超音波断層法により診断された冠静脈洞-左房交通症の1例

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タイトル別名
  • Diagnosis of coronary sinus-left atrial window with cineangiocardiography and twodimensional echocardiography: Report of a case.

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抄録

43歳女性の,まれな疾患である冠静脈洞-左房交通症を経験した.臨床像は造常の二次口ASDと同様であった.心血管造影と心超音波検査(特に超音波断層法)により冠静脈洞と左房との交通が発見させ,開心術で確認された.術後,原因不明のLOSをきたして残念ながら失った.患者は他施設で6年前,ASDとして開心され,欠損部が発見できずに終っており,本症の診断の重要さを示唆している.文献上,種々のタイプの本症が15例ほど報告されていた.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 16 (9), 949-954, 1984

    Japan Heart Foundation

被引用文献 (1)*注記

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