高齢者に対するストーマケアの検討

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  • ENTEROSTOMAL CARE FOR THE ELDERLY

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抄録

人口の高齢化に伴いストーマを造設する高齢者が増えている。ストーマケアを行うにあたり、高齢者のオストメイトの身体的、精神的、社会的状況を把握するため、オストメイト110人にアンケート調査を行った。31~60歳までの20人、61~70歳までの32人、71歳以上の16人に分けて比較すると、71歳以上ではストーマに対する受け入れがよい反面、家族との食事、同じ寝室を使うこと、入浴に躊躇する人が多く、またスポーツや散歩に関しても消極的な人が多くみられた。高齢者の使用装具は退院後ほとんど変わらない事が明らかになり、今後高齢者のオストメイトのケアに際しては従来以上に、家族にもストーマを受け入れられるように意図的な働きかけが必要であり、定期的にストーマ外来を受診させて本人及び環境の変化に対応した装具の変更などを行っていく必要性が示唆された。

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