母趾切断に至ったBunion 型潰瘍の一例—MRI と病理組織学所見の検討—

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  • 母趾切断に至ったBunion型潰瘍の一例--MRIと病理組織学所見の検討
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抄録

要旨:【目的】重症下肢虚血(CLI)に基づく足部皮膚潰瘍に骨髄炎を合併する場合,血行動態の把握と共に骨髄炎の進展を評価する必要がある.足部骨髄炎での切断レベル決定におけるMRI 所見と組織学的所見の相関性を検討する.【方法】母趾切断に至った糖尿病性足潰瘍症例について,MRI所見と組織学的所見を長軸で比較することで,MRI の有用性について検討する.【結果】病理組織学的所見では,T1・T2 強調画像における信号変化とほぼ同範囲が急性骨髄炎像を示していた.STIR(short Tl inversion recovery)像においてはより鮮明に骨髄炎像を表した.【結語】本症例においてMRI STIR 像による骨組織の評価は切断レベル決定において有用であった.

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