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抄録
Diaminodiphenyl sulfone(DDS)を円板状エリテマトーデス(DLE)3例,播種状エリテマトーデス(WDLE)1例,深在性エリテマトーデス(LEP)2例,全身性エリテマトーデス(SLE)4例に投与し,皮疹に対する効果および副腎皮質ホルモン内服治療の補助薬としての有用性を臨床的に検討した.DLE型皮疹では5例中4例,LEPでは2例中1例に皮疹の改善が見られ,副作用はLEP1例に貧血が認められた.SLEでは4例中3例に内服開始4~9日後に発熱,表在性リンパ節腫脹を主体とするDDS症候群様症状が発症し,臨床効果を評価するに至らなかった.以上の結果から本剤はDLEおよびLEP型皮疹に対しては,試みる価値のある薬剤と考えられた.しかし,今回の副作用の頻度を考えた場合,SLEに対する有用性については今後更に検討すべきであろう.
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 104 (2), 105-, 1994
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205739181696
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- NII論文ID
- 130004680765
- 80007494143
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可