Tinea Nigra Palmarisの2例

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タイトル別名
  • Two Cases of Tinea Nigra Palmaris.

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抄録

佐賀県で発症した手掌黒癬の2例を報告した。患者は3歳および12歳の女児で, いずれも自覚症状のない褐色斑が手掌に生じ, 病変部の角層擦過KOH標本で, 特徴的な淡褐色調の多隔壁性菌糸を認め, 分離培養, スライドカルチャーの所見より, いずれもHortaea werneckiiによるtinea nigra palmarisと診断した。なお抗真菌薬外用にて約1ヵ月で治癒した。佐賀県におけるはじめての症例である。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 56 (5), 996-999, 1994

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (3)*注記

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