抄録
諫早湾湾口部は諫早湾防災干拓事業で建設された潮受け堤防の前面海域に当たるだけでなく, その中央部付近では海砂採取が行われ, 海底には深さ3~4mの溝が数100mに渡って爪痕のように残っており, 海水の貧酸素化現象の発生が懸念されている海域である. このような状況下にある諫早湾湾口部における夏季の流況を把握するため流速・水質・潮位の現地観測を実施した. その結果, 水温や塩分等の成層状態は1潮汐間を通じて壊れることがなく, 冬季の流況と大きく異なることが確認された. また, 海砂採取跡の爪痕状の溝が海底近傍の流況に大きく影響していることが確認された. また, 小潮期と大潮期では流況が著しく異なっていることも明らかとなった.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 50 371-375, 2003
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679528575872
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- NII論文ID
- 130003991393
- 80016316110
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可