書誌事項
- タイトル別名
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- Results of electric acoustic stimulation for partial deafness in japan: three case reports
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抄録
低音部に残存聴力を有する高音急墜, 漸傾型の感音難聴の場合, 補聴器を装用しても良好な聴取能が得られない場合が多い。欧米ではこのような症例に対する治療法として, 低音部分を経外耳道的に音響刺激を行い, 高音部を人工内耳で電気刺激する「残存聴力活用型人工内耳 (EAS: electric acoustic stimulation)」が開発されてきた。我々はその有効性を検証するため3症例に対してEAS専用のMED-EL社製FLEXeas電極の埋め込みを行い, 術後1年経過した。低音部の残存聴力は1年後でも温存されていた。福田版の単音節では補聴器装用下で平均17.3%が音入れ後12ヶ月で67.7%に改善を認めた。欧米ではその有効性が認められ, すでに臨床応用されているが, 日本人においても低音部に残存聴力のある症例に対してEASは有効な治療法になることが示唆された。
収録刊行物
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- AUDIOLOGY JAPAN
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AUDIOLOGY JAPAN 54 (5), 391-392, 2011
一般社団法人 日本聴覚医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679821222272
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- NII論文ID
- 10029741886
- 80022306552
- 130004544913
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- NII書誌ID
- AN00000347
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- ISSN
- 18837301
- 03038106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可