日本人は「やさしい」のか : 日本精神史入門

書誌事項

日本人は「やさしい」のか : 日本精神史入門

竹内整一著

(ちくま新書, 116)

筑摩書房, 1997.7

タイトル別名

日本人はやさしいのか : 日本精神史入門

タイトル読み

ニホンジン ワ ヤサシイ ノカ : ニホン セイシンシ ニュウモン

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内容説明・目次

内容説明

高度成長が終わった七四年以降、「やさしさ」という言葉が巷に氾濫し出した。いまとなってはうそくさくふやけたイメージしかもたないように見える「やさし」は、しかし、万葉集の時代から現代に至るまで、倫理的、美的に重要な場面で繰り返し使われてきた言葉である。手垢のついた「やさし」を、もう一度現在において、および歴史的に検証しなおし、現代に生きる倫理として思想的に蘇らせようと試みた渾身の一冊。

目次

  • 第1章 「やさしさ」の現在(「やさしさ」の現状分析;傷つくことと「やさしさ」;尾崎豊・太宰治の「やさしさ」)
  • 第2章 「やさし」の精神史(羞恥としての「やさし」;美的理念としての「やさし」;当座の倫理としての「やさし」;「情け深さ」としての「やさし」)
  • 第3章 「やさしさ」の倫理学(「やさしさ」の自他認識;共感としての「やさしさ」;原質としての「やさしさ」;無常と「やさしさ」)

「BOOKデータベース」 より

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