小夜衣
著者
書誌事項
小夜衣
(中世王朝物語全集, 9)
笠間書院, 1997.12
- タイトル読み
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サヨゴロモ
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注記
底本: 国立国会図書館蔵の写本(全三冊)
小夜衣 年立・系図・梗概・解題: p[221]-243
主要参考文献: p242-243
内容説明・目次
内容説明
幼い頃、母に先立たれ、祖母の尼上を頼りに、山里に寂しく暮らす姫君。そんな姫君を、当代随一の貴公子兵部卿宮が見初め、二世を契る仲となる。ところが、宮は関白家に婿取られ、姫君も、入内した異母姉妹の母代として、宮仕えに駆り出される運命の激変、ために、二人の疎隔は決定的なものとなる。御所では、帝が、才色兼備の姫君にたちまち魅了され、尋常ならざる執心ぶり、心穏やかでない継母は、乳母子の民部少輔に命じて、姫君を拉致、監禁させる。絶望の底に沈む姫君に、民部少輔はひそかに野心を燃え立たせる…継子いじめ譚に「しのびね」型の趣向を加味した、山里の姫君の苦難と栄達の物語。
「BOOKデータベース」 より