階層・教育と社会意識の形成 : 社会意識論の磁界

書誌事項

階層・教育と社会意識の形成 : 社会意識論の磁界

吉川徹著

(MINERVA社会学叢書, 3)

ミネルヴァ書房, 1998.3

タイトル読み

カイソウ キョウイク ト シャカイ イシキ ノ ケイセイ : シャカイ イシキロン ノ ジカイ

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注記

文献: 巻末 pvi-xvi

著者の博士論文(大阪大学大学院人間文化研究科)の改稿版

内容説明・目次

内容説明

権威主義的性格(=自己‐指令的志向性)は、意識論と「構造」論・「古典」理論と計量研究・社会意識の伝統性と階層性…という、複数の視座が交錯する位置にある概念である。本書ではこの基軸を扱いながら、現代日本の社会意識論に対して、「階層意識は本当に社会階層によって形成されるのか?」、「出身階層や両親は社会的態度形成に関与するのか?」という問いを投げかけていく。この二つの問いの共通解は、他ならぬ学校教育が握っているのである。

目次

  • 序章 社会意識論再考
  • 第1章 社会階層と階層意識
  • 第2章 階層意識の研究と自己‐指令性
  • 第3章 「見かけ上」の階層意識
  • 第4章 権威主義的態度と環境保護意識、ヘルス・コンシャス
  • 第5章 職業階層は社会意識の差異化要因か?
  • 第6章 青少年の社会的態度の形成過程の分析枠組
  • 第7章 社会的態度の世代間関係
  • 第8章 社会的態度の形成要因
  • 第9章 社会的態度の形成過程
  • 第10章 言語資本による文化的再生産
  • 第11章 学校教育と戦後日本の社会意識の民主化
  • 終章 現代日本の社会意識論の磁界
  • 補遺 「青少年の生活と意識に関する調査」の概要

「BOOKデータベース」 より

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