鎌倉新仏教の成立 : 入門儀礼と祖師神話

書誌事項

鎌倉新仏教の成立 : 入門儀礼と祖師神話

松尾剛次著

(中世史研究選書)

吉川弘文館, 1998.10

新版

タイトル読み

カマクラ シンブッキョウ ノ セイリツ : ニュウモン ギレイ ト ソシ シンワ

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内容説明・目次

内容説明

鎌倉新仏教はどのような特徴を有し、その成立の意味はいかなるものであったのかを、得度・授戒という入門儀礼と祖師絵伝(神話)を主な素材として明らかにする。そして、それ以前の宗教が共同体宗教であったのに対し、鎌倉新仏教は「個人」の救済をめざす個人宗教だったことを提示する。旧版刊行後の研究成果を盛り込み、全面的に増補改稿した。

目次

  • 第1 官僧僧団の得度制(国家的度縁制;年分度者制;官僧僧団の得度儀式 ほか)
  • 第2 官僧僧団の授戒制(東大寺戒壇での授戒制;延暦寺戒壇での授戒制;国家的授戒制の機能(南都・北嶺戒壇体制) ほか)
  • 第3 遁世僧僧団の入門儀礼システム(新義律僧僧団の入門儀礼システム;法然門下の入門儀礼システム;五山禅僧の入門儀礼システム ほか)
  • 第4 祖師神話と遁世僧僧団の救済活動(祖師絵伝の成立と「個人」救済;遁世僧僧団による非人救済・女人救済;個人宗教と共同体宗教)

「BOOKデータベース」 より

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