書誌事項

中国革命と知識人

齊藤哲郎著

研文出版, 1998.10

タイトル読み

チュウゴク カクメイ ト チシキジン

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注記

参考文献目録: p[321]-349

内容説明・目次

内容説明

本書は、筆者のこれまでの一連の現代中国知識人・思想史研究の成果をまとめた一里塚である。本書によって「国家と知識人との関係」や、「思想とは何か?」という究極の問いに対する答えが出せたとは毫も思わないが、苦闘の跡を示すことによって些かの問題提起だけでもできたらと考え、上梓を決意した。現代中国の知識人・思想史のテーマが筆者を魅了してやまないのは、その深遠さの妙ゆえである。度重なる政治的・社会的迫害に耐えながら、バランスある絨緞を織る手を止めなかった中国知識人の巨匠たちの思想と行動には、中国固有の問題のみならず、官僚主義・拝金主義・カルト宗教の横行する今日の世界全体の状況を考察する上でも、汲めども尽きぬ知恵が秘められていると思われるからである。

目次

  • 前篇 中国革命と左翼反対派(中国の左翼反対派運動;中国共産党と左翼反対派;革命思想としての中国左翼反対派;学問としての中国左翼反対派;中国左翼反対派の歴史的意義)
  • 後篇 知識人と政治(哲学と政治—馮友蘭論;文学と政治—胡風論(1);主体性—胡風論(2);科学と人生観)

「BOOKデータベース」 より

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