世紀転換期の国際秩序と国民文化の形成
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世紀転換期の国際秩序と国民文化の形成
柏書房, 1999.2
- タイトル読み
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セイキ テンカンキ ノ コクサイ チツジョ ト コクミン ブンカ ノ ケイセイ
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注記
執筆: 岩井忠熊ほか
内容説明・目次
内容説明
19世紀末から今世紀初頭にかけて、西欧中心に「文明の国際秩序」が成立し、日本は日清・日露の二つの戦争を経て帝国主義列強の一員となった。本書は、軍隊、教育などの国家装置が再編・強化され国民統合が一定段階に到達したこの時期に焦点をあて、国際秩序と国民文化の関係をあらためて問い直す。
目次
- 帝国の形成と国民化
- 西園寺公望と「国民国家」の形成—皇室をめぐって
- 世紀転換期の「国語」の位相—教化と文化の交差する場
- 一国思想史学の成立—帝国日本の形成と日本思想史の「発見」
- 日本史の誕生—『大日本編年史』の編纂について
- 桜とナショナリズム—日清戦争以後のソメイヨシノの植樹
- 京都滑稽家列伝
- 雑誌『太陽』の「十九世紀」特集号に見る世紀転換の意識
- ラフカディオ・ハーンの世紀末—黄禍論を越えて
- ツーリズムと国民国家—書記される〈西欧近代〉〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より