書誌事項

「無言館」ものがたり

窪島誠一郎著

講談社, 1998.12

タイトル別名

無言館ものがたり

タイトル読み

ムゴンカン モノガタリ

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内容説明・目次

内容説明

「無言館」には、約五十年前におこったあの太平洋戦争(大東亜戦争ともよばれましたが)で亡くなった画学生さんたちの作品や遺品があつめられれいます。あの時代、たくさんの画学生さんが学校を卒業してすぐ戦争にゆき、早く祖国に帰って絵を描きたい、そしてりっぱな絵描きになりたいという希望にもえながら、とうとうそれをはたすことなく鉄砲にうたれたり病気にかかったりして死んでいきました。「無言館」には、そうした画学生さんたちが、戦争にゆく前に一生懸命に描いた絵や、戦地でそっと描いていたスケッチ、祖国のお父さんやお母さんにあてた絵ハガキ、そのときに使った愛用の絵の具や絵筆やスケッチブックなどがたくさんかざられているのです。信州の丘の上にたつ美術館からのメッセージ。静かに語りかける感動のノンフィクション。

目次

  • 1 「無言館」の誕生
  • 2 なぜ、私は旅をはじめたか
  • 3 待っていた遺族
  • 4 妻のなみだ・妹のなみだ
  • 5 一人旅になる
  • 6 私たちの「戦争」
  • 7 ああ、「無言館」をつくりたい
  • 8 二つの生命

「BOOKデータベース」 より

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