デリダから道元へ
著者
書誌事項
デリダから道元へ
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1999.8
- タイトル別名
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デリダから道元へ : 「脱構築」と「身心脱落」
- タイトル読み
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デリダ カラ ドウゲン エ
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注記
底本: 「デリダから道元へ : 「脱構築」と「身心脱落」」(福武書店, 1989年6月刊)
内容説明・目次
内容説明
「私」ならざる「自己」とは何か。何物をも創出しない創出とは、私やわれわれよりも古い約束とは、別なる時間の見方とは、亜=譬喩とは、中性的であることとは、神なしの神学とは何か。現象学的思考の最先端に立って問い続けるデリダが、『プシュケ』において到達した地点は、不思議にも道元の『正法眼蔵』の立つ地点とぴたりと重なった。750年の時空を超えた、希有にして必然の出会い。ひとたび唱和しはじめた両者のエクリチュールは、もはや語り止むことがない。デリダ自身が読むことを渇望した驚くべき論考。
目次
- 1 「問い」と「答え」
- 2 「鏡」と「プシュケ」
- 3 「現存在」と「吾我」
- 4 「自己」と「他己」
- 5 「原=時間」と「親曾」
- 6 「否定」と「不道」
- 7 「神秘」と「直観」
- 8 「沈黙」と「説法」
- 9 「歴劫」と「場所」
- 10 「祈り」と「回向」
「BOOKデータベース」 より