書誌事項

源平闘諍録 : 坂東で生まれた平家物語

福田豊彦, 服部幸造全注釈

(講談社学術文庫, [1397]-[1398])

講談社, 1999.9-2000.3

タイトル読み

ゲンペイ トウジョウロク : バンドウ デ ウマレタ ヘイケ モノガタリ

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注記

研究文献目録: 上巻p487-492

平清盛略年譜: 巻末

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784061593978

内容説明

鎌倉末から南北朝初期にかけて、坂東で成立した平家物語—源平闘諍録。坂東の武士団、梶原氏・熊谷氏・千葉氏等に焦点を当て、その活躍を描く注目すべき異本である。歴史学と文学という異なる分野の共著者が、平家諸本との厳密な比較・考証を通して、原本の独特な位置を浮き彫りにした好著。文庫オリジナル。

目次

  • 一之上(桓武天皇より平家の一胤の事;備前守忠盛昇殿の事:忠盛死去の後、清盛其の跡を継ぎて栄ゆる事;内と院と御中不和の事 ほか)
  • 一之下(天台座主明雲大僧正、公上を止めらるる事;宮、天台座主に成らせたまふ事;明雲、罪科に行はるべき宣旨の状;山門の大衆の奏聞の状并びに入道相国の方に送り副ふる状 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784061593985

内容説明

巻五以降、頼朝の挙兵、義仲の動向、義経の活躍を経て、一の谷の合戦にいたるまでを描く。歴史学と文学の共著者が、本書を平家物語諸本と読み比べ、読み体系『延慶本』に最も近い形態をもって東国に成立したことを明らかにした労作。坂東武士団の活躍を多く書き留めており、歴史史料としても興味深い。文庫オリジナル。

目次

  • 五(兵衛佐、坂東の勢を催す事;加曾利の冠者、千田判官代親正と合戦する事;妙見大菩薩の本地の事 ほか)
  • 八之上(行家・義仲、宇治・瀬田より入洛の事;法皇、天台山より還御成る事;義仲・行家任官の事 ほか)
  • 巻八之下(義経、平家征伐の為に西国下向の事;一の谷・生田の森の合戦の事;熊替、大夫成盛を討つ事 ほか)

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA43064643
  • ISBN
    • 4061593978
    • 4061593986
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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