中国の少数民族教育と言語政策

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中国の少数民族教育と言語政策

岡本雅享著

社会評論社, 1999.9

タイトル読み

チュウゴク ノ ショウスウ ミンゾク キョウイク ト ゲンゴ セイサク

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内容説明・目次

内容説明

民族的マイノリティの権利保障の中で、民族語の使用や民族文化、歴史の継承を目指す民族教育は重要な要素である。本書はこの点を中心に、中国の少数民族が置かれている状況とマイノリティ権利保障の実態を明らかにしている。具体的には少数民族の言語、教育をめぐる実状を、新式学校教育が始まった19世紀末頃から1990年代にかけて、民族ごと、あるいは地域ごとにとらえる。中でも民族語による教育や、それと漢語との二言語教育に焦点をあてる。その際、法律が具体的にどう機能し、使われているのか?二言語教育のための教科課程がどう組まれ、教科書がどうつくられ、どのような教授法をとっているのか?行政指導者の考え、子どもや父母、教師の思いはどうか?民族語による新聞、雑誌やラジオやテレビ放送もあるというが、どのくらいの広がりを持つものか?部数や頻度、内容、実際の視聴率や効果はどうなのか?—といった点に注意しながら検証している。

目次

  • 第1部 総論—教育、言語からみた中国のマイノリティ政策(55の少数民族と民族区域自治;中国政府の少数民族教育施策の推移;現代中国における少数民族教育の概況と特徴;現代中国の少数民族語政策)
  • 第2部 中国各地、各民族の民族教育(中国朝鮮族の民族教育—二言語教育を中心として;中国モンゴル族の民族教育;伝統イ文の復権—中国イ族の識字・民族教育;雲南省における少数民族語事業と教育 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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