「私」を失くす母親たち : ぶつかりあう心の行方

書誌事項

「私」を失くす母親たち : ぶつかりあう心の行方

石川結貴著

本の時遊社, 2000.3 , 星雲社 (発売)

タイトル読み

ワタシ オ ナクス ハハオヤタチ : ブツカリアウ ココロ ノ ユクエ

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内容説明・目次

内容説明

文京区・音羽で起きた平凡な主婦による2歳女児殺害事件。「心と心のぶつかりあいがあった」「私が犯罪者になったらどうする?」「自分」を見失った母親たちは、今どこに行こうとしているのか…。現代の母親たちに潜む闇、心の危うさを追及した渾身の書き下ろし。

目次

  • 第1章 速報—母親、同じ幼稚園、心と心のぶつかりあい。今、深夜のリビングに、速報ははっきりとした音と現実を、運びはじめていた。
  • 第2章 疑問—事件がお受験とイコールで語られていくことに、強い違和感を持ち、しかもそれはふくらんでいく。
  • 第3章 現場—「ぶつかりあい」というものは、特別、今度の事件の現場だけに起こっているものではない
  • 第4章 公園—何を、どう考えても、美奈子には自分が母親たちの輪に入れない「理由」はわからなかった。
  • 第5章 集団—いったいなぜ、母親たちは集団を作り、そこに固執し、しかもそこから離れられないのだろう。
  • 第6章 迷走—いつの間にか自分を見失い、やがて見失っていることにさえ気づかずに、さらに迷い、がむしゃらに走る母親たちがいる。
  • 第7章 母親—私たちは互いのぶつかりあいを「心」の奥に秘め、「子どものために、仲良しでいなければならない」と思い込んでいたのだ。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA45880603
  • ISBN
    • 4795242356
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京,東京
  • ページ数/冊数
    197p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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