「私」を失くす母親たち : ぶつかりあう心の行方
著者
書誌事項
「私」を失くす母親たち : ぶつかりあう心の行方
本の時遊社, 2000.3 , 星雲社 (発売)
- タイトル読み
-
ワタシ オ ナクス ハハオヤタチ : ブツカリアウ ココロ ノ ユクエ
大学図書館所蔵 件 / 全30件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
文京区・音羽で起きた平凡な主婦による2歳女児殺害事件。「心と心のぶつかりあいがあった」「私が犯罪者になったらどうする?」「自分」を見失った母親たちは、今どこに行こうとしているのか…。現代の母親たちに潜む闇、心の危うさを追及した渾身の書き下ろし。
目次
- 第1章 速報—母親、同じ幼稚園、心と心のぶつかりあい。今、深夜のリビングに、速報ははっきりとした音と現実を、運びはじめていた。
- 第2章 疑問—事件がお受験とイコールで語られていくことに、強い違和感を持ち、しかもそれはふくらんでいく。
- 第3章 現場—「ぶつかりあい」というものは、特別、今度の事件の現場だけに起こっているものではない
- 第4章 公園—何を、どう考えても、美奈子には自分が母親たちの輪に入れない「理由」はわからなかった。
- 第5章 集団—いったいなぜ、母親たちは集団を作り、そこに固執し、しかもそこから離れられないのだろう。
- 第6章 迷走—いつの間にか自分を見失い、やがて見失っていることにさえ気づかずに、さらに迷い、がむしゃらに走る母親たちがいる。
- 第7章 母親—私たちは互いのぶつかりあいを「心」の奥に秘め、「子どものために、仲良しでいなければならない」と思い込んでいたのだ。
「BOOKデータベース」 より