最後の国産旅客機YS-11の悲劇
著者
書誌事項
最後の国産旅客機YS-11の悲劇
(講談社+α新書)
講談社, 2000.5
- タイトル別名
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最後の国産旅客機YS-11の悲劇
- タイトル読み
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サイゴ ノ コクサン リョカクキ YS 11 ノ ヒゲキ
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内容説明・目次
内容説明
いまから四十年も前に産・官・学が一体となり、広く国民から支持されてスタートしたYS11の事業だが、グローバル化がキーワードになっている現在から見れば、それは貧しくて経済力もなかった当時の日本が、いきなり“グローバルスタンダード”を獲得しようと挑んだドン・キホーテ的ともいえる試みだったのである。量産して世界十二カ国のエアラインにも輸出を果たしたが、大赤字を出し、「今後も改善の見込みはない」として生産は中止された。戦後最大の航空機プロジェクトで、「技術的には成功したが、経営的には失敗した」と一言でかたづけられたYS11の事業を振り返る時、そこには今日、学ぶべき負の教訓もいたるところに見いだすことができる。
目次
- 序章 巨大プロジェクトの教訓
- 第1章 夢と思惑を乗せた初飛行
- 第2章 「技術的には成功、経営的には失敗」
- 第3章 政治にふりまわされる宿命
- 第4章 「お役所仕事」の末路
- 第5章 「YS11」と「零戦」開発の思想
- 第6章 時代が生んだプロジェクト
- 第7章 エアラインが育てあげた名機
- 第8章 ハイテク機以上の信頼性の高さ
- 第9章 名機「YS11」は今日も飛ぶ
「BOOKデータベース」 より