「多動性障害」児 : 「落ち着きのない子」は病気か?

書誌事項

「多動性障害」児 : 「落ち着きのない子」は病気か?

榊原洋一[著]

(講談社+α新書, 28-1B)

講談社, 2000.8

タイトル別名

多動性障害児 : 落ち着きのない子は病気か

タイトル読み

タドウセイ ショウガイジ : オチツキ ノ ナイ コ ワ ビョウキ カ

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内容説明・目次

内容説明

いまや微細脳障害治療薬リタリン使用量の急増という現象は、震源地アメリカを離れて、ヨーロッパや日本にまで押し寄せてきている。このリタリンの使用量の急増は何を意味しているのだろうか?折しも日本では、キレる子どもたちの増加や、少年による凶悪犯罪の増加が大きな社会問題になっている。現在、世界一乳児死亡率の低い国である日本に生まれた子どもたちは、世界一健康な子どもたちになるはずである。しかしそれは身体の健康であって、子どもたちの「こころ」はむしろ以前より病んでいるのではないか、と心配する声が高まってきている。病んでいる子どもたちの「こころ」と、増加するリタリンの使用量、その間に何か関係があるのだろうか。本書の目的はその疑問に答えることである。

目次

  • 第1章 耐性の低い子が増えている(神戸事件と黒磯事件;「キレる」とは何か;「反抗挑戦性障害」という疾患 ほか)
  • 第2章 「多動」という名の障害(多動は本当に病気か;ローランドてんかんと多動性障害;問題を複雑にする併存症 ほか)
  • 第3章 「多動性障害」の原因は何か?(脳のなかの問題;フィネアス・ゲージの事故;ダマシオが性格変化の原因を究明 ほか)
  • 第4章 「多動」は治せるか(落ち着きのない子を治療する是非;十分なコンセンサスがない;家族のため、も治療の一つ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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