文人悪食
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書誌事項
文人悪食
(新潮文庫, あ-18-5)
新潮社, 2000.9
- タイトル読み
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ブンジン アクジキ
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注記
参考文献: p543-555
内容説明・目次
内容説明
「何か喰いたい」臨終の漱石は訴え、葡萄酒一匙を口に、亡くなった。鴎外はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、こってりした食事を愉しんだ。そして、中也は酒を食らって狂暴になり、誰彼構わず絡んでいた。三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、それは作品そのものと深く結びついている。
目次
- 夏目漱石—ビスケット先生
- 森鴎外—饅頭茶漬
- 幸田露伴—牛タンの塩ゆで
- 正岡子規—自己を攻撃する食欲
- 島崎藤村—萎びた林檎
- 樋口/一葉—ドブ板の町のかすていら
- 泉鏡花—ホオズキ
- 有島武郎—『一房の葡萄』
- 与謝野晶子—一汁一菜地獄
- 永井荷風—最後に吐いた飯つぶ〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より