自我と無我 : 「個と集団」の成熟した関係
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自我と無我 : 「個と集団」の成熟した関係
(PHP新書, 128)
PHP研究所, 2000.10
- タイトル読み
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ジガ ト ムガ : コ ト シュウダン ノ セイジュク シタ カンケイ
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内容説明・目次
内容説明
「自我の確立」と「無我の境地」。めざすべき人格のあり方はどちらか?自我を主張しすぎるとエゴイズムの蔓延をもたらす。一方、無我とは滅私奉公であるとの歴史的誤解も根深い。本書では、大乗仏教の唯識学と現代アメリカの哲人・ウィルバー思想を手がかりに、自我と無我の本来的意味を整理する。「無我と空」「自我とエゴの違い」「未我→自我→無我のプロセス」などをわかりやすく解説。その上で、自我と無我の対立概念を超えた全宇宙論を提唱。到達すべき人間成長のビジョンを明確にした、思想的挑戦の書。
目次
- 序章 自我か、無我か—日本の精神史百年の葛藤
- 第1章 手がかりとしての唯識とウィルバー思想
- 第2章 大乗仏教における「無我」の意味
- 第3章 「無我」ではなく「四知」の主体—凡夫から仏陀への道
- 第4章 自我中心性の克服としての発達
- 第5章 全宇宙の構造
- 第6章 「個と集団」の成熟した関係—バランスのとれた進化へ
「BOOKデータベース」 より