水-このふしぎなもの
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水-このふしぎなもの
(化学のドレミファ / 米山正信著, 7)
黎明書房, 2000.10
- タイトル読み
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ミズ コノ フシギ ナ モノ
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注記
1974年刊の改訂
発行年月はジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
この本は「水」の平凡でない性質の話から始めて、化学の入り口を学ぶ本です。水に関しても、ここ数十年の間に新しいことがいろいろわかってきました。ことに最近、飲料水の汚染から始まってきれいな水、体によい水が問題になり、ミネラルなどのとけているものから、水自体の構造まで考え、「活性化水」といわれる商品も流通するようになりました。もしかしたら、このような面から、化学の新しい世界がひろがるのかもしれません。それでこのような面からの話も入れて、考えることにしました。
目次
- プロローグ 水は非凡か平凡か—水かけ論に終わった水入らず仲間の水論議
- 1 平凡でない水の性質を調べる(常温付近で三態が見られる物質は少ない—さわるとやけどする氷もできるという話;蒸発熱や融解熱がなみはずれて大きい—でなければ病人やスキーヤーが困るという話;温度による密度の変化の異常—氷山が浮きアイススケートができる意味;比熱と熱伝導率の異常—熱しにくくさめにくい話 ほか)
- 2 水の化学史を探る—タイムマシンに乗って(天地万有はなにによってできているか—アクロポリスの丘の上の仮想討論会;柳は水である—2000年生きつづけたギリシャの元素観;燃えるとは燃素がとび出すこと—化学がより道した迷信;“燃えやすい空気”の発見—キャヴェンディッシュ、水素をつくる ほか)
- 3 水の身体検査をする—非凡性の原因はなに?(電子レンジの実験から—熱くなるものとならないものがある;電子レンジはどうして熱を出す?—電波でゆれ動く分子;双極子はどうしてできる?—原子の結合のしかたから;水の非凡性を解明する)
「BOOKデータベース」 より