平清盛の闘い : 幻の中世国家

書誌事項

平清盛の闘い : 幻の中世国家

元木泰雄著

(角川叢書, 14)

角川書店, 2001.2

タイトル読み

タイラノ キヨモリ ノ タタカイ : マボロシ ノ チュウセイ コッカ

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注記

主要参考文献: p284-286

内容説明・目次

内容説明

時代は、まさに貴族政権と武士政権に分裂しようとする前夜、十二世紀後半。この混迷する変革期に、政治家・平清盛は、従来の院政を否定し、天皇を擁立して遷都を行ない、新たな政治秩序の確立に向かって渾身の力を振りしぼる。貴族社会の真っ只中にあって、王権の本質に果敢に挑戦したその生涯は、彼の突然の死によって誹謗だけが喧伝される結果となった。中世前期政治史を研究する著者が、清盛を、変革期を迎えた貴族社会の一員として捉え直し、その行動と政権の特質を通して政治家清盛の実像を描き出す意欲作。

目次

  • 第1章 王権下の清盛
  • 第2章 後白河院との対峙
  • 第3章 王権への挑戦
  • 第4章 新王朝の樹立
  • 第5章 遷都と還都
  • 第6章 最後の戦い猛き者清盛
  • 終章 平氏の滅亡

「BOOKデータベース」 より

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