書誌事項

平安物語叙述論

藤井貞和著

東京大学出版会, 2001.3

タイトル別名

Narrative (Monogatari) description during the Heian period

タイトル読み

ヘイアン モノガタリ ジョジュツロン

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注記

Narrative (Monogatari) description during the Heian period(欧文標題)は標題紙裏による

内容説明・目次

内容説明

本書は、平安時代の物語文学を指標にして、物語という在り方自体が、時代を越えて人々の心に、あくまで言語的経験として生きつづける動態や、それらの作品たちを成り立たせる諸条件を、叙述という語によって把捉したものである。物語文学の、基礎のところや、地面下の構造としてあり、場面ごとに現前する、“物語”という性格、モノガタリという語そのものから生じる、語られ、書かれる意図について論じている。『物語文学成立史』の続編。

目次

  • 第1編 創意と作り—“作り物語”(モノガタリとは何か;創意と作り)
  • 第2編 叙述動態の形成(叙述の時間;物語過去と現在—叙述の時間・その二;表現としての日本語;語り手人称と語り;物語人称と語り;語りの行為的形成;図像、音楽、読者;行為としての演唱者世界—古代と中世)
  • 付論

「BOOKデータベース」 より

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