近代日本と物理実験機器 : 京都大学所蔵明治・大正期物理実験機器

書誌事項

近代日本と物理実験機器 : 京都大学所蔵明治・大正期物理実験機器

永平幸雄, 川合葉子編著

京都大学学術出版会, 2001.7

タイトル読み

キンダイ ニホン ト ブツリ ジッケン キキ : キョウト ダイガク ショゾウ メイジ タイショウキ ブツリ ジッケン キキ

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注記

文献あり

索引: p343-349

内容説明・目次

内容説明

本書の構成として、第1章では、科学機器製造業者の国際的な展開を概観し、その基盤となっていた欧米の産業の発展に関する日本政府の認識を検証し、教育用科学機器の導入から国産化に至る道筋を検討した。第2章では、個々の機器に関するデータの整理の方法や、購入経路の同定の仕方を紹介し、第三高等学校とその前身校が教育研究の内容の充実とともに科学機器を購入してきた経過を詳しく展開した。本書の眼目は第3章では、コレクションの中でも代表的な200点の機器を選んで分野ごとに9節に分け、各節のはじめに、紹介される機器を中心にした科学と科学機器の発展史を叙述し、その後に各機器の写真と解説とを配した。

目次

  • 第1章 日本の近代化と物理実験機器(科学機器産業の国際的な展開;岩倉使節団が見た米欧の近代産業;初期の理化教育と教育科学機器群;製作学教場、科学機器製作の出発点)
  • 第2章 第三高等学校における物理学教育・研究の歴史と実験機器コレクション(機器台帳による三高コレクションの購入年の決定;明治19年以前の諸前身校時代;第三高等中学校時代(明治20‐27年);専門学校としての第三高等学校時代(明治28−30年);第三高等学校時代・大学予科時代(明治31年以降))
  • 第3章 第三高等学校由来の物理実験機器(力学;流体力学;音響学;熱学;光学;静電気と磁気;電磁気学;真空放電とX線;測量と航海術;古典機器を撮影する)

「BOOKデータベース」 より

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