美女とは何か : 日中美人の文化史

書誌事項

美女とは何か : 日中美人の文化史

張競著

晶文社, 2001.10

タイトル読み

ビジョ トワ ナニ カ : ニッチュウ ビジン ノ ブンカシ

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注記

参考文献: p460-461

内容説明・目次

内容説明

古来、美女は世の憧れを誘い、人の心を癒す一方で、男の運命を狂わす悪女であり、亡国の元凶であり、薄幸・世の移ろいのたとえであった。狐も蛇も幽霊も、かならず美しい女に化けて出てくるのはどうしたわけか—。文化によって時代によって、美人観は大きく変化する。文学や絵画のなかで美人はどのように描かれたか。イメージはいかにつくられ、実社会で機能したのだろうか。楊貴妃・遊女・明治令嬢コンクール・ガングロ…日本と中国の歴史を行きかい、異文化交流のはざまに、美女という謎をダイナミックに追いめぐる。東アジアにおける美人幻想をめぐる比較文化研究の決定版誕生。

目次

  • プロローグ 美女とは何か
  • 第1章 好まれた美貌
  • 第2章 恐れられた美女
  • 第3章 図像の修辞法
  • 第4章 詩のなかの美女、絵のなかの美女
  • 第5章 作り出された美貌
  • 第6章 漢詩文のなかの美人、和文のなかの美人
  • 第7章 審美観の交響
  • 第8章 江戸文化のフィルター
  • 第9章 ナオミが誕生するまで
  • エピローグ ガングロの啓示

「BOOKデータベース」 より

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