マキアヴェッリ : 転換期の危機分析
著者
書誌事項
マキアヴェッリ : 転換期の危機分析
(叢書・ウニベルシタス, 730)
法政大学出版局, 2001.11
- タイトル別名
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Niccolo Machiavelli : zur Krisenanalyse einer Zeitenwende
- タイトル読み
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マキアヴェッリ : テンカンキ ノ キキ ブンセキ
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注記
原著(München ; Wien : C. Hanser , 1979)の全訳
参考文献: 巻末p9-13
内容説明・目次
内容説明
本書はマキアヴェッリのいわゆる評伝ではない。また政治思想家としてのマキアヴェッリの偉業を称えるものでもなければ、マキアヴェッリの名声に付着した悪評高きマキアヴェリズムを洗い落とそうとする名誉回復の試みでもない。…著者の眼中にあるのはむしろ、政変によって職を奪われ、片田舎で不本意な隠遁生活を強いられた一介の小役人、閑暇ゆえに執筆活動に専念するほかはなかった失意の文学者である。…国家を論じるリアリストとしてのマキアヴェッリではなく、「いかなる事実とも、またいかなる解釈の試みとも真っ向から食い違っているようにみえる」ユートピアンとしてのマキアヴェッリである。
目次
- サンタ・クローチェ
- 伝説
- 実像への突破口
- ルネサンスの危機構造
- 事実性の実践
- 追放
- 『ローマ史論』あるいは危機分析の構想
- 『君主論』あるいは自由なイタリアのユートピア
- イロニーと武器
- 形式の問題
「BOOKデータベース」 より