コントとマルクス : 「コント=マルクス型発展モデル」の意義と限界

書誌事項

コントとマルクス : 「コント=マルクス型発展モデル」の意義と限界

村井久二著

日本評論社, 2001.12

タイトル読み

コント ト マルクス : コント マルクスガタ ハッテン モデル ノ イギ ト ゲンカイ

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内容説明・目次

内容説明

われわれは、コントやマルクスの「普遍史的な」「発展法則」を比較検討することにより、とりわけ、ある程度の一般的な妥当性を有する、特定の「発展に関するモデル」—特定の発展構成—を抽出することができるであろう。本書では、このような発展構成の抽出とその論理的精密化に焦点を合わせつつ、両者の「普遍史的な」「発展法則」を比較検討してみる。そして、まず、このようにして得られた発展構成—「コント=マルクス型発展モデル」—の一般的な意義と限界を確認した上で、次にさらに、われわれが特に今日的な史的人類像を描かんと試みるとき、このような発展構成が、特にどのような意義と限界を持つか、を見る。

目次

  • コントとマルクス—「コント=マルクス型発展モデル」の意義と限界(コントおよびマルクスの「発展法則」の「論理的性格」;コントおよびマルクスの「発展法則」における、「一般的に優越的な意義を持つ」側面;コントおよびマルクスの「発展法則」における、「発展それ自身」の基本的諸特徴;コントの諸発展構成;マルクスの諸発展構成)
  • 付論 『ドイツ・イデオロギー』におけるマックス・シュティルナー批判—「自己と一致したエゴイスト」対「分業廃棄としての」「コミュニズム」(シュティルナーの主張の輪郭;『ドイツ・イデオロギー』におけるシュティルナー批判;『ドイツ・イデオロギー』前史—シュティルナー対フォイエルバッハおよびヘスの論争、ならびにエンゲルスの最初の評言)

「BOOKデータベース」 より

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