ドイツ・ラディカリズムの諸潮流 : 革命期の民衆1916〜21年

書誌事項

ドイツ・ラディカリズムの諸潮流 : 革命期の民衆1916〜21年

垂水節子著

(Minerva西洋史ライブラリー, 53)

ミネルヴァ書房, 2002.2

タイトル別名

ドイツラディカリズムの諸潮流

タイトル読み

ドイツ ラディカリズム ノ ショチョウリュウ : カクメイキ ノ ミンシュウ 1916〜21ネン

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注記

引用文献一覧: 巻末p49-70

内容説明・目次

内容説明

第一次世界大戦(1914〜1918年)は史上初の総力戦となり、ドイツの民衆は生活難にあえいだ。とりわけ食糧難は耐え難く、そのため暴動やストライキ、やがて大規模な反戦ストが起こる。敗戦に続く革命の時代に、労働者や兵士はさまざま要求を掲げて行動した。このような大戦・革命期の民衆の運動のなかで、最も激しい形態をとったものを「ラディカリズム」という概念でまとめるのが本書。それにはいくつかのタイプがあるが、本書では「中部ドイツ」の二つの事例を追う。第一は社会主義運動の伝統がある、小公国ブラウンシュヴァイクの首都の反戦運動と革命である。もう一つはザクセン邦南西部フォークトラントで、繊維労働者の大量失業を背景に、マクス・ヘルツという人物に率いられた抗議行動や武装蜂起である。

目次

  • 序章 第一次世界大戦期ドイツの「大衆運動」の性格—研究史の省察
  • 第1章 大戦による社会の変容
  • 第2章 ブラウンシュヴァイクの反戦運動と革命—一九一六〜一九年
  • 第3章 マクス・ヘルツと中部ドイツの民衆—ロビン・フッド的行動者の軌跡一九一九〜二一年
  • 終章 二つのラディカリズムの意味と行方

「BOOKデータベース」 より

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