稲の日本史
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稲の日本史
(角川選書, 337)
角川書店, 2002.6
- タイトル読み
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イネ ノ ニホンシ
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内容説明・目次
内容説明
縄文遺跡から次々に見つかるイネの痕跡は、この時代、現代の水稲(温帯ジャポニカ)とは異なる熱帯ジャポニカの稲作が、多様性溢れる方法で営まれていたことを物語る。弥生時代に水稲が渡来した後も、水田稲作は一気には普及しなかった。日本人が稲作にもつ「見渡す限りの水田」というイメージは、近世以降推し進められた画一化の結果であることを明らかにし、縄文稲作の多様性がもつ意味を、今日的な視点でとらえなおす。
目次
- 第1章 イネはいつから日本列島にあったか(先人の足跡を追う;縄文稲作を追い求めて ほか)
- 第2章 イネと稲作からみた弥生時代(話があわない;水田は急速に広まったか ほか)
- 第3章 水稲と水田稲作はどう広まったか(熱帯ジャポニカの衰亡;熱帯ジャポニカはなぜなくなったか ほか)
- 第4章 イネと日本人—終章(弥生の要素からの呪縛;呪縛からの解放)
「BOOKデータベース」 より