アジアを語ることのジレンマ : 知の共同空間を求めて
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アジアを語ることのジレンマ : 知の共同空間を求めて
岩波書店, 2002.6
- タイトル読み
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アジア オ カタル コト ノ ジレンマ : チ ノ キョウドウ クウカン オ モトメテ
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注記
初出一覧: p243-244
内容説明・目次
内容説明
経済的一体化の進む東アジアで、新しい歴史教科書、南京事件の評価、靖国公式参拝などをめぐって、国家間で歴史認識の溝が際立つようになっている。グローバル化が、民族の感情記憶の固定化・パターン化をもたらすという、皮肉な現象をどうとらえたらよいのか。日中間の歴史問題の磁場に身を置き、知識人同士の知的対話の試行錯誤を通して、アジアという共通の思考空間が開けていく、葛藤と省察の記録。
目次
- アジアという思考空間
- 日中戦争—感情と記憶の構図
- 思想としての「東史郎現象」—理論と現実の間で
- 近代史に向き合う倫理的責任
- グローバリゼーションと文化的差異—国境を越えた知の状況に対する考察
- 歴史を生き直すこと
- 魯迅が脱いだ服
- 理想家の黄昏
- アジアを語ること—そのジレンマ
- 「歴史に入る」方法—知の共同空間を求めて(対談=溝口雄三・孫歌)
「BOOKデータベース」 より