ナチ・ドイツと言語 : ヒトラー演説から民衆の悪夢まで

書誌事項

ナチ・ドイツと言語 : ヒトラー演説から民衆の悪夢まで

宮田光雄著

(岩波新書, 新赤版 792)

岩波書店, 2002.7

タイトル読み

ナチ ドイツ ト ゲンゴ : ヒトラー エンゼツ カラ ミンシュウ ノ アクム マデ

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内容説明・目次

内容説明

政治の世界では言葉という武器が大きな働きをする。とりわけ圧倒的な力で民衆を動員したナチ・ドイツにおいて用いられた言語とその語り口は、現代もなお世界のさまざまな局面で利用され、力を持ち続けている。ヒトラー演説やメディアの言語から、教育の言語、ジョークや人々の夢に現れる言葉までを検証し、そのレトリックと意味を考える。

目次

  • 1 独裁者の言語—ヒトラーの政治宗教(初めに言葉あり;ヒトラーの“摂理”信仰;ヒトラーの《黙示録》)
  • 2 映像の言語—党大会映画『意志の勝利』(ナチスの政治的祭儀;レニ・リーフェンシュタールの『意志の勝利』;政治の美学化と罪責)
  • 3 教育の言語—ヒトラーの歴史教科書(ヴァイマル時代の歴史教科書;ヒトラーの歴史教科書;ナチ統治下の抵抗教育)
  • 4 地下の言語—ジョークの中のヒトラー(笑いの政治学;ナチ・ドイツの政治的ジョーク;ジョークの政治的役割)
  • 5 深層の言語—悪夢の中の“第三帝国”(夢の社会心理学;悪夢の中のナチ体制;悪夢と罪責告白)

「BOOKデータベース」 より

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