うらやましい死にかた
著者
書誌事項
うらやましい死にかた
(文春文庫, [い-1-31])
文芸春秋, 2002.8
- タイトル読み
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ウラヤマシイ シニカタ
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注記
2000年7月刊の文庫版
内容説明・目次
内容説明
この国の未来がどうなるのかはわからない。だがしかし、すくなくとも今この島国に住んでいる人びとは、なんとすばらしい、愛すべき人びとであろうか—全国から寄せられた40篇の草の根の人々の普通の死。それは穏やかで温かく、また可笑しくも切ない。こんな死にかたがあるなら生きる勇気が持てる。杉本苑子氏との対談を収録。
目次
- 家族に見守られ、安らかに(今夜は浄土に詣らせてもらうよ(高田俊彦);饅頭十二個食って死んじゃった(篠原美子) ほか)
- 人生最後のハードルを越えて(俺は行くぞ、泣くな(新藤昭三);俺は死ぬんだなあ(猪瀬啓子) ほか)
- 静かなワルツに送られて(Mさんのワルツ(鯉渕浪子);家族のいない死(高松むつ) ほか)
- 蝋燭が燃え尽きるように(突然、二百グラムのビフテキ(和気千恵子);私とお父さんは素敵な仲やったの(松本とちせ) ほか)
- 花が咲き乱れる花園の上を(よく見ておけ(河野実);あら、また甦っちゃったわ(左近允和子) ほか)
- 季節の花や木を愛でながら(良かったね、楽になれて(松下武史);本当に家はいいもんだよ(谷村佳代子) ほか)
「BOOKデータベース」 より