成熟と近代 : ニーチェ・ウェーバー・フーコーの系譜学

書誌事項

成熟と近代 : ニーチェ・ウェーバー・フーコーの系譜学

デイヴィット・オーウェン著 ; 宮原浩二郎, 名部圭一訳

新曜社, 2002.12

タイトル別名

Maturity and modernity : Nietzsche, Weber, Foucault and the ambivalence of reason

成熟と近代 : ニーチェウェーバーフーコーの系譜学

タイトル読み

セイジュク ト キンダイ : ニーチェ・ウェーバー・フーコー ノ ケイフガク

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注記

原著 (Routledge, 1994) の全訳

文献: 巻末p7-20

内容説明・目次

内容説明

19世紀末〜20世紀思想界の巨星ニーチェ、ウェーバー、フーコー。本書はその方法論、近代認識、政治と倫理の構造的連関を正面から追究する。近代における「成熟」はカントの啓蒙に始まるが、ニーチェはこれを「道徳的自律」にすぎないと批判し、超越的権威=神を喪った時代における「道徳外的自律」の可能性を力説した。ニーチェの「成熟した個人」は価値目標としてウェーバー、フーコーへ継承された。ヘーゲル、マルクス、ハーバーマスの正統的批判思想に対峙する「批判としての系譜学」の挑戦。

目次

  • 第1章 カントと成熟の問題
  • 第2章 批判の変容—ニーチェと系譜学
  • 第3章 近代性の系譜学—ニーチェ・禁欲主義・ニヒリズム
  • 第4章 「超人」の政治—ニーチェ・成熟・近代
  • 第5章 文化科学としての系譜学—ウェーバー・方法論・批判
  • 第6章 近代性の系譜学・ウェーバー・禁欲主義・脱呪術化
  • 第7章 「人格」の政治—ウェーバー・成熟・近代
  • 第8章 歴史的存在論としての系譜学—フーコー・方法論・批判
  • 第9章 近代性の系譜学—フーコー・人間主義・生‐政治
  • 第10章 批判の政治—フーコー・成熟・近代

「BOOKデータベース」 より

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