マックス・ウェーバーと近代

書誌事項

マックス・ウェーバーと近代

姜尚中著

(岩波現代文庫, 学術 ; 96)

岩波書店, 2003.1

タイトル別名

マックスウェーバーと近代

タイトル読み

マックス ウェーバー ト キンダイ

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内容説明・目次

内容説明

ウェーバーの学問の今日的意味とは何か。彼は歴史=社会学的研究を通して、近代の合理化が系統的に価値を排除しつつ、イデオロギー的な寓話として審美的宗教やナショナリズム、原理主義を甦らせるというアポリアに立ち向かった。本書は合理化と近代的な知の問題系を明らかにするとともに、現代アメリカニズムの問題をウェーバーを手がかりに読み解いていこうとする試みである。

目次

  • 序章 いまなぜウェーバーか
  • 第1章 西洋的合理化の起源—「古代ユダヤ教」に即して(宗教史的「脱魔術化」;「事象化」と「同胞愛」 ほか)
  • 第2章 西洋的合理化と近代の時代診断—「近代西欧」の意味像(「高度資本主義」と「時代診断」;神中心の世界像と事象化の精神 ほか)
  • 第3章 合理化と近代的な知のアポリア(「職業としての学問」をめぐる相克;学問の危機と危機の学問 ほか)
  • 第4章 アメリカニズムの倫理と「帝国」の精神(ロシアとアメリカ;アメリカ体験と「共和的な宗教」 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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