森と建築の空間史 : 南方熊楠と近代日本

書誌事項

森と建築の空間史 : 南方熊楠と近代日本

千田智子著

東信堂, 2002.12

タイトル別名

The history of space in forest and architecture : Minakata Kumagusu and modern Japan

タイトル読み

モリ ト ケンチク ノ クウカンシ : ミナカタ クマグス ト キンダイ ニホン

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注記

博士学位論文「近代日本の宗教政策および空間再編と南方熊楠の環境倫理思想」(東京工業大学, 2001年) を修正・加筆したもの

年表: p255-261

南方熊楠に関する年表: p262-263

引用・参考文献: p264-272

内容説明・目次

内容説明

日本の空間に棲んだ「神」は「死んだ」のか?明治政府による「イセ」を頂点とする神々の一元化は、人々から自然への無償の愛を奪った。これに抗し、森の神性を守ろうとした南方熊楠と、その対極に位置したはずの日本近代建築の祖、伊東忠太との奇妙な共通性に潜む意味を読み解き、近代日本から「逸脱」する知の可能性を探る、渾身の力作。

目次

  • 第1部 明治・大正期の宗教政策と国土再編(「神道」の近代性;「神道」=「非宗教」へ;神社のシンボル化と神社合祀)
  • 第2部 近代に向かう空間と知(近代の神社創建;「保存」の政治;伊東忠太と南方熊楠—「廃絶」と「保存」から逸脱する知性)
  • 第3部 空間の近代化と南方熊楠の思想(「事の学」—ヨーロッパ的科学思想と密教的世界観の統合;環境との雑り;空間に導かれる倫理)

「BOOKデータベース」 より

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