日帝時代、わが家は

著者

書誌事項

日帝時代、わが家は

羅英均 [著] ; 小川昌代訳

みすず書房, 2003.2

タイトル別名

日帝時代わが家は

日帝時代에 우리는 : 어떤 가족의 이야기

タイトル読み

ニッテイ ジダイ ワガヤ ワ

大学図書館所蔵 件 / 112

注記

著者の肖像あり

参考文献: p210

内容説明・目次

内容説明

裕福な家に生まれた父・羅景錫は14歳で因習的な結婚を強いられ、併合の年に日本へ留学した。やがて大杉栄を知り、社会主義に希望を見出す。帰国後三・一運動に参加し当局の監視下に。その後、ウラジオストク、奉天と舞台を移し、波瀾の人生を歩んだ。おばもまた文筆に優れ、時代に先んじた女性だった。絵画に打ち込んだパリでの幸福な経験は、しかし思わぬ暗転の機縁となる。かつて李光洙に英語の手ほどきを受けた著者は文学の道を選んだ。朝鮮戦争の苦難、復興と民主化の長い道のりを経たいま、改めて父の時代を振り返れば、そこに浮かぶのは日本の影である。新しい両者の関係を願って書き下ろした、ある家族の体験的20世紀史。

目次

  • 1 背景
  • 2 少年時代
  • 3 日本で
  • 4 晶月と三・一運動
  • 5 活動
  • 6 物産奨励会
  • 7 奉天にて
  • 8 晶月の離婚
  • 9 第二次世界大戦と解放
  • 10 朝鮮戦争
  • 11 終章

「BOOKデータベース」 より

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