書誌事項

辞世の風景

吉岡生夫著

(歌のこころシリーズ, 2)

和泉書院, 2003.2

タイトル読み

ジセイ ノ フウケイ

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注記

「栄根通信」(平成11年10分の1号-平成13年6月3日10分の10号) をまとめたもの

内容説明・目次

内容説明

神話時代から現代までの百人の辞世を収録。

目次

  • 弟橘比売命—さねさし相模の小野に燃ゆる火の火中に立ちて問ひし君はも
  • 有間皇子—磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまたかへりみむ
  • 大津皇子—ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ
  • 柿本人麻呂—鴨山の岩根しまける我をかも知らにと妹が待ちつつあるらむ
  • 山上憶良—土やも空しくあるべき万代に語り継ぐべき名は立てずして
  • 在原業平—つひにゆく道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを
  • 菅原道真—東風吹かばにほひをこせよ梅花主なしとて春を忘るな
  • 安倍晴明の母—恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉
  • 小松女院—笛竹のひとよの節としるならば吹くとも風になびかざらまし
  • 藤原定子—よもす(が)ら契りしことを忘れずは恋ひん涙の色ぞゆかしき〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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