書誌事項

江戸・東京の中のドイツ

ヨーゼフ・クライナー [著] ; 安藤勉訳

(講談社学術文庫, [1629])

講談社, 2003.12

タイトル別名

Deutsche Spaziergänge in Tōkyō

タイトル読み

エド トウキョウ ノ ナカ ノ ドイツ

大学図書館所蔵 件 / 178

注記

原著 (München : Iudicium Verlag GmbH, 1996) の日本語版 (原著者による加筆、訂正あり)

参考文献: p206-221

内容説明・目次

内容説明

江戸期から近代にかけて、江戸・東京を舞台に活躍したドイツ人は数多い。「八重洲」にその名を残すヤン・ヨーステン、帝都改造計画に参画したエンデとベックマン、帝国ホテル繁栄の礎を築いた支配人フライク兄弟…。日・独交流に献身し、わが国の発展にきわめて大きな役割をはたした彼らが、江戸・東京に残した軌跡を探索し、その事績を検証する。

目次

  • 八重洲とヤン・ヨーステン—開創期徳川幕府の外交観
  • 大砲鋳造師ブラウンによる麻布試射—鎖国直後の日本をめぐる軍事
  • 日本橋長崎屋に止宿したドイツ人—ワーヘナールと有田磁器の輸出
  • ビーダーマイヤー期のウィーンで読まれた江戸戯作—柳亭種彦、プフィッツマイヤー、カネッティ
  • 万延元年の未解決刺殺事件—ヒュースケン暗殺をめぐる国際環境
  • 谷中のリッテルと川上音二郎の記念碑—学術と演劇の架け橋
  • 考古学発祥の地大森と小シーボルト—発掘と日本人起源論をめぐるモースとの確執
  • ベルリンモデルの帝都改造計画—建築家エンデとベックマン
  • 帝国ホテル草創期のドイツ人支配人—フライク兄弟
  • 三囲神社とプロイセン警視庁警部—日本警察の父ヘーンの碑
  • 日本陶磁の改革者ワグネルと東京工業大学—職業技術教育に尽くした科学者
  • 浜離宮を訪れたオーストリア皇太子—サラエボで暗殺されたフランツ・フェルディナント
  • 製薬王、星一によるドイツ学術援助—アインシュタイン来日とベルリン日本研究所設立
  • ドイツ人園芸家ウンガーと日本産植物—奄美の花弁を“発見”したプラントハンター

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ