小さなものの諸形態 : 精神史覚え書
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小さなものの諸形態 : 精神史覚え書
(平凡社ライブラリー, 496)
平凡社, 2004.4
増補
- タイトル読み
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チイサナ モノ ノ ショケイタイ : セイシンシ オボエガキ
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注記
「小さなものの諸形態 : 精神史覚え書」(筑摩書房1994年刊)に三篇を増補し再編したもの
内容説明・目次
内容説明
「消滅へ向かいつつある存在とは、「今日の人間」全体ではないか。人類とは潜在的少数派ではないのか。」バルトークからシモーヌ・ヴェイユまで、いくつかの断片に即して二十世紀という時代の経験を読み解き、思想態度のかたちを問う、十四篇の「考える言葉」。今日なお救い出すべきものを探りあてる批評的実践。
目次
- 文化崩壊の経験—晩年のバルトークについての脚註
- 小さなものの諸形態—精神史の再測定のための覚え書
- 経験の「古典」化のための覚え書
- 「残像」文化
- 在日三世のカフカ
- 落下する世界
- 友情の点呼に答える声
- 家族という場所
- 貧民の都市
- 夢の弁証法
- 考える言葉
- 記憶の縁の文字
- 反歴史—「思考しえぬものの思考」の試み
- 叙事詩的精神についての脚註
「BOOKデータベース」 より