天主実義
著者
書誌事項
天主実義
(東洋文庫, 728)
平凡社, 2004.7
- タイトル別名
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天主実義
- タイトル読み
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テンシュ ジツギ
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注記
マテオ・リッチが中国文で著述し, 利瑪竇という中国名で出版した原著の現代語による全訳
底本: 『天学初函』(明の李之藻編纂, 1629)理編所収本(燕貽堂較梓版)
参考文献: p338-342
内容説明・目次
内容説明
中国士大夫の疑問に答えて、キリスト教の教義を中国古代の聖賢の言葉をも援用しつつ解説・説得する。東アジア世界に巨大な影響を与えた、リッチの対話体の主著を綿密な注釈で読む。
目次
- 上巻(天主が天地万物を創造して、それらを主宰し維持することを論じる;天主に関する世間の人々の誤解を解明する;人の魂は不滅であり、鳥獣とは全く異なるということを論じる;鬼神と人の魂とは異なるということを分析し、この世の万物は一体とは言えないということを解明する)
- 下巻(輪廻六道や戒殺生といった誤謬の説を論駁して、斎戒の正しい目的を示す;意志は無くすことができないということを説明し、さらに死後には天国と地獄の賞罰が必ずあり、世間の人々の善悪の行為に報いるということを論じる;人の本性が本来善であるということを論じ、天主教徒の正しい学問について述べる;西洋の風俗を概説して、修道士が独身である理由を論じ、さらに天主が西方に降誕した由来について説明する)
「BOOKデータベース」 より