ドラクロワ《ダンテの小舟》 : 理想主義と近代性

書誌事項

ドラクロワ《ダンテの小舟》 : 理想主義と近代性

ジェームズ・H・ルービン著 ; 清瀬みさを訳

(作品とコンテクスト)

三元社, 2004.8

タイトル別名

Eugène Delacroix, die Dantebarke : Idealismus und Modernität

ドラクロワダンテの小舟 : 理想主義と近代性

タイトル読み

ドラクロワ ダンテ ノ コブネ : リソウ シュギ ト キンダイセイ

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注記

原著(Frankfurt am Main : Fischer, 1987)の全訳

ドラクロワの生涯に関する略年譜: p124

参考文献: p128

内容説明・目次

内容説明

フランス大革命の余韻もなまなましい1798年に生まれ1863年に没したドラクロワが生きた時代は、第一共和政、ナポレオンの第一帝政、王政復古、7月王政、第二共和政、第二帝政、というめまぐるしい革命の時代であった。美術も政治的宣伝媒体として利用され、作品は作者の真意にかかわらず思想的な意思表明と見なされた。1822年のサロン(官展)で華々しくデビューすることを目論んだ若きドラクロワは、亡者が流れ漂う冥途の川を舟で渡るダンテとウェルギリウスという『神曲』中の場面を選び、大歴史画といえるサイズで描く。保守反動(新古典主義)と革新(ロマン主義)の結合を試みたこの戦略が結果したものとは。

目次

  • 第1章 伝統と限界の克服
  • 第2章 近代詩論の範例としてのダンテ
  • 第3章 美学的・政治的対話:スタンダールとドレクリューズ1817‐1824
  • 第4章 スタンダールと民主主義的芸術
  • 第5章 ドレクリューズのロマン主義批判
  • 第6章 余論:『キオス島の虐殺』の反響
  • 第7章 「理想主義」と近代的様式
  • 第8章 調停手段としての様式

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA68523707
  • ISBN
    • 9784883031443
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    129p, 折込み図版 [1] 枚
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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