人を信じるということ
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人を信じるということ
晶文社, 2004.9
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ヒト オ シンジル ト イウ コト
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内容説明・目次
内容説明
日本の文化の中で「人を信じるということ」はどのように位置づけられてきたのか。歌舞伎の「勧進帳」にみる「ゆだねる」関係、日常生活に根ずく「おまかせ」のシステム。その「人を信じる」仕組みは、村社会という共同体の原理を基盤に形作られてきた。ところが、近代化にともない、人々は共同体から切り離され、「信じること」は容易でなくなってしまった。漱石が『こころ』で描いた裏切りの悲劇。「空」と「無」に救いを見いだす知識人、新興宗教に絆を求める人々。今、若者たちは共同体を拒否しながら、居場所を求めて漂い続ける。もう一度、「人を信じるということ」を取り戻すためには、何が必要なのか。
目次
- 序章 信じるということの二つの意味
- 第1章 歌舞伎「勧進帳」の信頼の構造
- 第2章 「おまかせ」というシステム
- 第3章 村社会での原理
- 第4章 漱石『こころ』の悲劇
- 第5章 「空」に救いを見いだす
- 第6章 「選択」を強いる宗教
- 第7章 信じることが可能な社会
- 第8章 人を信じるということ
「BOOKデータベース」 より